社会福祉士の合格体験記🎊その１

大泉福祉作業所・大泉つつじ荘です。

今年の社会福祉士国家試験に合格された職員の合格体験記をご紹介いたします。

カワチさん（支援員）

合格年：2025年㊗️

１．挑戦の理由

私は社会福祉学科の大学を卒業し、これまでに何度か社会福祉士国家試験にチャレンジしました。

しかし、これまでは合格に至りませんでした。そのうち、日々の仕事などに追われ、受験から足が遠のいてしまっていました。心の片隅ではずっと福祉の仕事に従事しながらも社会福祉士を取得できていないことを悔しく思っていました。

最後の受験から数年が経った2024年の春、職場で職員面談というものがあり、１年間の目標やそれに向けて話し合う場がありました。その際、私から社会福祉士への想いを伝えたところ、所長をはじめとした上長の方々が受験に向けての背中を押してくださいました。

それが、社会福祉士への再挑戦のはじまりです。

２．勉強を始めた時期

先にお伝えしておくと、私は非常に熱しやすく、そして残念なことに非常に冷めやすい性格です。2024年春、上記の職員面談の際に背中を押してもらい一気に火がついた私は、既に社会福祉士の資格を有していた友人に過去問アプリを教えてもらいました。そして前年度の問題を解き終えました。しかし、合格点に届かずガッカリとし、ついていた火はすっかりと消えてしまったのでした…。

その後は、思い出しては過去問を少し解き、そしてすぐに集中が途切れる…というのを半年以上続け、再び尻に火がついたのは2024年の12月。試験まで二カ月弱という時期でした。きっかけは勉強をすると宣言していたにも関わらず一向に勉強を始めない私に業を煮やした妻が、持ち運びに便利なサイズの参考書をプレゼントしてくれたことでした。この時、妻とひと悶着ありましたが、それ以降は、試験当日まで気持ちが冷める事なく勉強を継続する事ができました。

３．役に立った参考書・アプリ等

・ユーキャンの社会福祉士　まとめてすっきり！よくでるテーマ88

・過去問.com

４．勉強法

試験の2カ月前から本格的な勉強を始めたので、基本的には過去問をメインに解き、間違えた問題の解説を熟読し、メモするという勉強をひたすら繰り返しました。最新の福祉制度や統計を極力頭に入れておく必要があったので、過去問は2020年以降に出題された問題に絞って解きました。合計約900問の過去問をまずは一通り解き、2周目以降は間違えた問題だけに絞って解きなおしました。それを3周目、4周目…と繰り返し、試験直前にはこれらの問題を全て正解することができていました。

なんとなく余裕も生まれ、「この選択肢は●●の部分が間違えているな」と理解することができるようになっていきました。

過去問だけで追いつけない最新の動向については、妻がプレゼントしてくれたユーキャンの参考書がとても役に立ちました。ちなみに、その参考書を常に持っておくことで妻とひと悶着した時の光景が蘇り、それとともにやる気もまた復活してくるのでした…。

まとまった勉強時間は平日の休みにしました。土日祝等、家族がいる時間も午前や午後のどちらかは自分の勉強時間に充てさせてもらいました。

他には、勉強したらSNSで上げるようにしていました。すると、誰かしらがコメントを残してくれたりスタンプを押してくれたりし、それが自分にとってのモチベーションの維持にも繋がりました。

５．その他

以前から欲しかった家電の購入を、妻は合格のご褒美として約束してくれていました。そして、社会福祉士の合格に伴い無事に家電をゲットできました！今では毎日それを使用する事が、日々の楽しみの一つとなっています。

妻がいなければ社会福祉士の合格は厳しかったです。妻には人生をかけて感謝し、今後の仕事に精進していきたい次第です。

６．受験される方へエールを

私が受験した2024年度から、社会福祉士国家試験は新カリキュラムに変わりました。問題数や受験時間はもちろん、これまでとは全く違う角度からの出題が多く、受験後は全くと言っても良いほど手応えがありませんでした。自己採点も例年の合格点の割合に届かず落ち込みましたが、結果的には合格をつかみ取ることができました。

家族や上司、繋がりのある方々の励ましに支えられ、なんとか短期間で色々な情報を詰め込んだことが合格の要因だったと感じています。モチベーションを維持し諦めずに勉強すれば、本番で予想外の力を発揮できるんだなと、今回気が付きました。

だから、きっと大丈夫です。なんとかなります。応援しています。